最近個人用にアプリを作っていたのですが、ついでにアプリストアリリースする気持ちになったので、そこで必要になるページをGitHub Pages+Google Formで作成した話です。
執筆時点ではまだ申請中なので、申請が却下されたり許可が通ったらしたら追記します。
申請通ったので参考にしても問題はないはず。
TL; DR
- アプリ申請では、サポートページとプライバシーポリシーについてのページが必要となる
- サポートページとプライバシーポリシーはdocsディレクトリにマークダウンファイルとして保存する
- そこからの問い合わせ先としてGoogle Formを用意する
ストア申請に必要なページ
アプリ申請に必要なページは
- サポートのページ
- プライバシーポリシーのページ
の2つが必要になります。
以下の記事を参考にしながら進めさせてもらい、実際に必要なことも確認しました。
今回は最小限の労力でいきたかったので、GitHub Pagesですぐに使えるJekyllと、問い合わせフォーム用にGoogle Formを用意して進めることにしました。
GitHub PagesとJekyll
GitHub PagesはGitHubで利用できる無料のWebページのホスティングサービスです。
このGitHub Pagesでは、GitHub Actionsなどを自分で書かなくてもJekyllを使ってサイトをすぐに公開することができるため、他の静的サイトジェネレータより手軽に始めることができます。
とりあえずはデザインにこだわる必要も現時点ではないため、雑に作るために採用しています。
Markdownファイルを用意する
Jekyllでページを生成してもらうために、アプリを管理しているプライベートリポジトリにdocs
というディレクトリを作成し、そこに以下のような構成でファイルを作成しました。
docs ├── _config.yml # Jekyllの設定ファイル ├── how_to_use.md # 使い方ページ ├── index.md # ルートページ ├── privacy_policy.md # プライバシーポリシーページ └── support.md # サポートページ
各ファイルの内容に関しては、実際のサイトを見てください。
_config.yml
はJekyll用の設定ファイルになり、今回は以下のような最小限の内容に留めています。
title: Bookil theme: minima header_pages: - how_to_use.md - support.md - privacy_policy.md
これをコミット&プッシュしておいて、ファイルの準備は完了です。
ちなみにファイルのポリシーに関しては、LLMを利用してテンプレートを生成してもらって、書き換えたりセクションを追加しています。
GitHub Pagesの設定をする
GitHub Pagesの設定を行うんですが、かなり楽でBuild and deployment
のBranch
の設定を行うだけになります。
- Branch ...
main
- Direcotry ...
/docs
これ以外の設定は不要で、すぐにビルドが実行されてGitHub Pagesが公開されます。
カスタムドメインを設定する場合は、公式の案内に従って設定してください。
これでほぼ完了ではあるんですが、問い合わせ先がないとサポートページとプライバシーポリシーのページは完成とはいえないのでフォームを作ります。
Google Formで問い合わせフォームを作成する
実際のフォームは以下のようになりますが、これをGoogle Formでサクッと作成します。
特筆する点としては、
- メールアドレスを取得しない(Googleアカウント無しでも利用可)
- Spreadsheetsとの連携を有効にして見返したり、集計しやすくする
という点ぐらいで、それ以外は何か細かい要件はないかと思います。
これで問い合わせフォームの作成が終わったら、サポートページやプライバシポリシーのページにリンクを貼り、コミット&プッシュをするとGitHub Pagesにすぐに反映して確認できるかと思います。
これで申請に必要なページを最小限の労力で作れたかと思います。