Helm ChartでデプロイしているWordPressにads.txtを配置する

元々広告を設置しているWordPressのサイトがあったんですが、本格的にk8sクラスタへ移行するにあたってads.txtを配置する必要がでてきました。
今回はその備忘録になります。

TL;DR

  • BitnamiのWordPressのChartを使っている場合の話に限る
  • このイメージは /opt/bitnami/wordpressWordPressディレクト
  • ここに配置するためにextraVolumesextraVolumeMountsをvaluesとして定義すればOK

ads.txtを配置する

1. ads.txtを準備する

Google Adsenseを使っているので、Google Adsenseからads.txtの中身の情報を取得しておきます。

2. ConfigMap or Secretでads.txtを用意する

以下を参考にしながら、ads.txtの中身を用意します。
正直公開情報になるのでConfigMapで十分だとは思います。

apiVersion: v1
kind: ConfigMap
metadata:
  name: ads-txt-file
data:
  ads.txt: |
    # ここにads.txtの内容を記述します
    # 例:
    google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, 123456789

後はこれがデプロイされるようにkustomization.yamlなどを変更しておきます。

3. values.yamlにextraVolumesとextraVolumeMountsを定義する

BitnamiのChartでは、extraVolumesextraVolumeMountsというキーが定義されており、これを定義することで先ほど書いたConfigMapをマウントしてくれるようになります。

extraVolumes:
  - name: ads-txt
    configMap:
      name: ads-txt-file

extraVolumeMounts:
  - name: ads-txt
    mountPath: /opt/bitnami/wordpress/ads.txt
    subPath: ads.txt

これで大まかな作業としては完了で、こちらもデプロイすれば反映自体は完了で、実際にアクセスしたWordPressのサイトでads.txtが確認できるかと思います。