RTX1300にVPNに接続する

今回は、RTX1300のセットアップの続きでVPNを接続した時のメモになります。

大まかな流れ

大まかな流れですが、

  1. Web GUIのかんたん設定でVPNの接続設定を行う
  2. 足りない設定を手動で入力して補完する

といった流れになります。

弊宅ではV6プラス固定IPで外部へ接続しているため、人によっては1のみでうまく動作するケースがあるかもしれません。

Web GUIのかんたん設定でVPNの接続設定を行う

YAMAHAの公式サイトを参考にしながら、VPNの接続設定を行います。
リンク先はRTX1210ですが、ほぼ変わらないので問題ないかと思います。

network.yamaha.com

この設定だけだと、外部(モバイル回線)から接続することができなかったので、
この時点の設定ファイルを見ながら差分を補完していきます。

足りない設定を手動で入力して補完する

192.168.100.1 はデフォルトの値なので、自身の設定に応じて変更してください

私の環境では、静的IPマスカレードや Filter関連の設定がないようだったので追加で設定しました。
設定項目のほとんどはWeb GUIからも設定できるので、読み替えて設定してください。

telnetなどで接続し、administratorに切り替える

$ telnet 192.168.100.1
Username: abcdef
Password:

> administrator
#

設定を手動で入力する

静的IPマスカレードや Filter関連の設定をします。

  • nat descriptorの20000は、その環境で既にあるIDに置き換えて入力
  • 110xなどのIDは自分が管理しやすいIDに変更
  • 192.168.100.1 は自分の環境に合わせて変更
# nat descriptor address inner 20000 auto
# nat descriptor masquerade static 20000 1 192.168.100.1 esp
# nat descriptor masquerade static 20000 2 192.168.100.1 udp 500
# nat descriptor masquerade static 20000 3 192.168.100.1 udp 4500

# ip filter 1101 pass * 192.168.100.1 esp * *
# ip filter 1102 pass * 192.168.100.1 udp * 500
# ip filter 1103 pass * 192.168.100.1 udp * 4500
# ip filter 1104 pass * 192.168.100.1 udp * 1701

# tunnel select 1
tunnel1# ip tunnel secure filter in ... 1101 1102 1103 1104

これで数分待ってから無事に接続できるようになりました。